近年、歯周病と全身疾患の関連性が注目されており、特に動脈硬化との関係について多くの研究が行われています。 歯周病は40歳以上の成人における歯の喪失の主な原因と考えられていますが、2000年代の初頭からは他の全身疾患との関連性も報告されるようになってきました。 日本人の約80%が歯周病に罹患(りかん)しているという現状において、この関連性を理解し、適切な予防・治療を行うことは、口腔の健康のみならず全身の健康維持において極めて重要です。 歯周病(歯茎の炎症)が進行すると、歯を失うだけでなく全身にも悪影響を及ぼ ...