口腔筋機能療法【こうくうきんきのうりょうほう】(MFT)とは
舌・口唇・頬筋・咀嚼(そしゃく)筋などの口周りの筋肉のバランスを整え、正しい鼻呼吸を促します。歯並びを乱す原因を取りさり、本来の歯並びを取り戻すことにつなげる療法です。
歯並びや噛み合わせの乱れは、遺伝だけでなく幼少期の生活習慣や癖なども大きく影響します。
指しゃぶりや、口呼吸が習慣化になったり、常に舌で前歯を押し出すクセがあったりすると歯並びが乱れてしまいます。
MFTをすると
笑った顔がキラキラ輝く笑顔になります。
輝く笑顔は目の下がふっくら膨らみ口角がきゅっと上がった見るからに健康でパワーが溢れる表情です。
ふくらんだ目の下は頭蓋顔面骨の正常な発育を意味します。
上がった口角は表情筋のバランスが均一である証拠です。
また、見るからに健康な顔は鼻呼吸によって体の内側から健康であることを示しています。
つまり、表情は体の健康と正常な発達を表す鏡なのです。
皆さんはどんな表情で笑っていますか?
皆さんのお子さんは「あの 笑顔がかわいい子供でしょう?」と噂されるの表情ですか?
MFTで健康で素敵な笑顔の人を育てることが、私たちの目指すものです。
3歳~5歳の方へのMFTについて
舌の癖(クセ)は胎児の時から始まってしまうとも言われています。
乳幼児の口腔周囲筋がバランスを崩す原因
- 姿勢
- おっぱいの飲み方
- 抱き方
- 成長の過程を飛ばさなかったかどうか
- 離乳食 などなど
赤ちゃんの背中はC型です。生理的湾曲を守って抱いてあげることで、骨盤の位置が整います。
整った骨盤は背骨を整え、鼻呼吸がしやすい姿勢をつくります。
また、抱くときや授乳の際には、眉間、首、おへそをつなぐラインがまっすぐになるようにすると、整体子育てにつながります。
高齢者へのMFT
高齢者の舌癖の原因
- 歯周病やう蝕で歯を、失ったり、歯の形態が変わったことで舌の動きが変化
- 顔面の筋肉が加齢によって衰える
- 足腰の痛みなどで、良い姿勢を保てない理由ができる
- 薬の副作用などで、口渇感が起こり、舌の動きが変化 など
舌根の拳上(きょじょう)が、【食堂・気管】を分ける弁の動きを左右します。
チェアサイドでできる高齢者のMFT
- 口を大きくあけたままスポット
- ポッピング
- 唇のマッサージ
- ブクブクうがい
- 舌を左右にぎゅーっとのばす