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味が分からない!?突然起こる味覚障害。心臓病やがんの危険信号「隠れ味覚障害」が増加中!

日本人の舌に異変!20代の4割がうま味の味覚障害

最近、料理をちゃんと味わうことができない隠れ味覚障害が増加しています。全国の味覚障害患者は1990年に約14万人。2019年には約28万人と倍増。

さらに隠れ味覚障害は推定4人に1人とされている。20代健常者に味覚検査を行ったがうま味を57%しか正しく感じ取れていない。

味覚障害を放っておくと心臓病やガンなど深刻な病気のリスクとなる。うま味の味覚障害で肥満リスクがあることに注目。

5年以内の肥満発症率は味覚正常者と比べ、うま味味覚低下している人は2倍の肥満のリスクがある。

なぜ?うま味の味覚障害で肥満リスク倍増のワケ

味覚は甘味・塩味・酸味・苦味・うま味。なかでも料理の深みを表す「うま味」は甘味と同じく扁桃体で感じているため、うま味の満足度が低下すると甘味で補い糖分を過剰摂取するようになり
肥満リスクが2倍となる。食の欧米化や朝食を抜くことにより食べ物から摂取する水分量が低下しドライマウスとなり味覚異常が急増している。

隠れ味覚障害は、味蕾細胞が少なく、色んなものを摂取することで育つため偏った食事では味蕾細胞が育たない。

偏食やダイエットにより現代人に増加中だが、隠れ味覚障害のカズレーザーでも改善できる方法があります。

うま味を脳に覚えさせることが大事です。必要なものは昆布出汁。グルタミン酸が豊富でうま味を伝えるTIR3遺伝子(※)を発現させ、さらに唾液の分泌を促しドライマウスにも効果的です。

(引用:2023年9月5日放送 22:00 - 23:00 日本テレビより)

※TIR3遺伝子は、免疫系において重要な役割を果たす遺伝子の一つです。TIR3は「Toll-like Receptor 3」の略です。

TIR3遺伝子は、細胞表面に存在する受容体として機能し、外部から侵入してくる病原体(ウイルスや細菌など)の存在を感知します。この遺伝子がコードする受容体は、感染症や炎症反応などの免疫応答を調節する役割を果たします。

TIR3遺伝子の活性化は、感染症に対する免疫応答の開始をトリガーし、免疫細胞に対して警告を送ります。これにより、体は病原体に対抗するための適切な免疫反応を開始し、感染を防ぐための防御メカニズムを発動させます。

簡単に言えば、TIR3遺伝子は免疫系の一部として、外部からの病原体侵入を検出し、体を守るための免疫応答を開始する役割を果たす遺伝子です。

「味覚」とは、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味のことです。

味覚障害とは何ですか?

味覚障害とは、一般的に、食べ物や飲み物の味を正しく感じることができない、あるいは異常な味を感じる状態を指します。これは、さまざまな要因によって引き起こされる現象で、以下の主な種類があります。

  1. 嗅覚異常(嗅覚障害):食材や飲み物の香りを感じることが難しくなります。嗅覚は、味覚の大部分を構成しているため、嗅覚異常があると味覚にも影響が及びます。
  2. 味覚の変化:通常の食品が異なる味わいに感じられることがあります。例えば、甘いものが苦く感じられたり、酸っぱいものが味わい深く感じられたりします。
  3. 味覚の喪失:一部またはすべての味を感じなくなることがあります。これは、食事の楽しみを奪うことがあり、栄養不足のリスクをもたらすことがあります。

味覚障害の原因

味覚障害はさまざまな原因によって引き起こされます。一般的な原因には以下があります。

  1. 感染症:風邪やインフルエンザなどの感染症は、嗅覚や味覚に影響を与えることがあります。
  2. 薬物:一部の薬物は、味覚障害を引き起こす可能性があります。
  3. 疾患:特定の疾患や神経障害、がん治療などが、味覚障害の原因となることがあります。
  4. 急性ストレス:急激なストレスや精神的なトラウマが、味覚に一時的な変化をもたらすことがあります。
  5. 唾液の量の減少:唾液の量が減ると、食べ物の味物質が溶け出しにくくなり、舌の表面の味を感じる細胞(味蕾・みらい)が働きにくくなります。

今回は唾液の量の減少について掘り下げてお伝えしていきたいと思います。

唾液の量が減る原因

唾液はわたしたちの口の中で重要な役割を果たす液体であり、その減少はさまざまな健康問題につながる可能性があることから、その原因を探ってみましょう。

唾液の役割

まず、唾液がなぜ重要なのかを理解しましょう。唾液には以下のような役割があります。

  1. 食事の消化を助ける:唾液には消化酵素が含まれており、食べ物を分解しやすくする役割を果たします。
  2. 口の健康を維持:唾液は口内の細菌の成長を制御し、虫歯や口臭の予防に役立ちます。
  3. 発音の助ける:唾液は発音に不可欠であり、乾燥した口は話す能力に影響を与えることがあります。

唾液の減少原因

では、なぜ唾液の量が減少してしまうのでしょうか?以下に、その主な原因を紹介します。

  1. 加齢:年齢とともに唾液の分泌量は減少する傾向があります。これは唾液腺の機能が低下することに関連しています。
  2. 薬物:特定の薬物や薬の副作用として、唾液の分泌が減少することがあります。これは、抗うつ薬や抗不安薬などが一般的な原因です。
  3. ストレス:長期間にわたるストレスは、唾液の分泌を減少させることがあります。ストレスが口腔健康に影響を及ぼす一因と言えます。
  4. 自己免疫疾患:自己免疫疾患(例:シェーグレン症候群)は、唾液腺に対する攻撃が起こり、唾液の分泌が減少することがあります。
  5. 飲酒と喫煙:過度なアルコール摂取や喫煙は、唾液腺に悪影響を及ぼし、唾液の減少を引き起こす可能性があります。

唾液の量が減少することは、健康に対する重要な要因です。唾液不足は食事の消化に影響を及ぼし、口の健康や発音にも問題を引き起こす可能性があります。

原因を正確に把握し、適切なケアや医療アドバイスを受けることは、口腔健康を維持し、生活の質を向上させるために重要です。

口の中のちょっとした変化にも敏感になり、健康な口腔状態を保つための努力を惜しまないことが大切です。

口の乾燥を抑えるためのアドバイス

口の乾燥は口腔健康に悪影響を及ぼすことがあるため、適切なケアが必要です。以下は、当医院からのアドバイスです。

  1. 水分を摂ること:水分補給は口の乾燥を軽減するために非常に重要です。特に、食事の前後や就寝前に水を摂ることを心がけましょう。水を飲むことで唾液の分泌が促進されます。
  2. 適切な口腔ケア:歯ブラシを使って歯をブラッシングし、歯間ブラシやフロスを使って歯の間をきれいにすることは、口腔健康を維持するために重要です。口が乾燥している場合、特に虫歯や歯周病のリスクが高まりますので、歯磨きを怠らないようにしましょう。
  3. 唾液刺激の食事:唾液の分泌を促進する食品を摂ることが役立ちます。例えば、砂糖のないチューインガムや、酸味のある食品(レモンやライムなど)は唾液の分泌を刺激します。
  4. 保湿クリームやスプレーの使用:歯科医師や薬剤師から勧められた保湿クリームや口腔スプレーを使うことで、口の中を潤すことができます。これらの製品は、一時的な乾燥の緩和に役立ちます。
  5. 避けるべきもの:カフェインやアルコール、タバコの使用は、口の乾燥を悪化させる可能性があるため、控えるか避けるようにしましょう。
  6. 医療的な検討:口の乾燥が慢性的である場合、基礎的な健康問題や薬物の副作用と関連している可能性があるため、医師や歯科医師に相談しましょう。必要に応じて適切な治療を受けることが大切です。

口の乾燥は、快適な生活や口腔健康に影響を及ぼすことがあります。口の乾燥を軽減し、健康的な口腔状態を維持する努力を続けましょう。

医療法人 エクラ会 歯科オーラルクリニック エクラ
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愛知県日進市の「歯科オーラルクリニック・エクラ」で受付事務をさせていただいております。発信しております情報が皆さまのお役に立てれば幸いです。

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