歯医者に何年も通っていない方へ。こんなに歯医者は進んでいる。
当院は、高度な治療を実現するために、充実した歯科医療設備を導入し、正確な診断と精密な治療を目指しています。
こんな経験ありませんか?
治療のために歯の型どりをするときに、お口の中に異物が入り、「オエッ」っとなったこと、ありませんか?
その経験がいやで、歯医者に行きたくない方もおられるかもしれません。
えっ!?「オエっとならない」
そうなのです、いまは歯型を取るために、口に粘土のようなものを入れずに楽に型取りができるようになりました。
今回はこんなに進んでいる!歯科医院の最新の機器をご紹介したいとおもいます。
ストレスフリーのインビザライン~「iTero(アイテロ)」
口腔内、デジタル印象(型取り)のためのツール「iTeroのスキャナー」
iTeroは、歯科医療におけるデジタルスキャン技術を提供する企業であり、主に歯科用のスキャナーを開発・製造しています。iTeroのスキャナーは、従来の物理的な印象(歯型)の取得方法に代わる、非接触型のデジタル印象技術を使用しています。
iTeroのスキャナー特徴や機能
1. デジタル印象の取得: iTeroスキャナーは口腔内のデジタル印象を取得します。従来の物理的な印象と比べて、非接触型のデジタルスキャンはより快適で簡便です。患者様は咬合トレイや不快な印象材料を使わずに、スキャナーのハンドピースが歯と歯茎をスキャンします。
2. 高精度なスキャン: iTeroスキャナーは高い精度でデジタル印象を取得することができます。これにより、歯科医師は正確な歯型データを得て、詳細な治療計画を立案することができます。
3. リアルタイムの表示: スキャン中に取得したデータはリアルタイムで表示されます。歯科医師は患者様の口腔内の状態をスクリーン上で確認し、必要な箇所を再スキャンすることができます。
4. デジタルワークフロー: iTeroスキャナーはデジタルワークフローをサポートしています。スキャンデータはコンピュータに保存され、デジタルファイルとして処理されます。これにより、デジタル印象をもとに製作される詳細な治療プランや補綴物のデザインが可能となります。
メモ
デジタル印象(型取り)は保険適応外です。自費治療の被せ物や詰め物などはスキャン可能です。
iTeroスキャナーの利点
快適な患者様の体験: iTeroスキャナーは非接触型のスキャンを行うため、従来の物理的な印象取得と比べて患者様の快適さが向上します。
(ガムのような)印象材料の嫌な味や臭い、咬合トレイの違和感などを感じる必要がありません。 「おえっ!」っと なりません。
「歯科用CT」治療前の精密検査で正確な診断を~CT「PAPAYA3D」~
治療前の精密検査で、より正確な診断をするための歯科用CT(コンピュータ断層撮影)
当院では、高度な歯科医療に欠かせない歯科用CTを導入しています。CTを活用することで、2次元のレントゲン画像では確認できない、口腔内の状態を3次元画像で確認することができます。当院では、矯正治療、インプラント治療・口腔外科治療など、外科的処置を施す前の精密検査はもちろん、歯周病やその他の口腔内疾患の検査にも積極的に活用しています。
症例によっては保険適応が可能な場合もあり、患者様の自己負担を抑えながら適切な診断を行うことも可能です。
歯科用CT(コンピュータ断層撮影)は、歯科医療において非常に重要なツールです。一般的なX線撮影と比べて、歯科用CTはより詳細な情報を提供し、正確な診断と治療計画の立案を支援します。
歯科用CTの主な機能
1. 3Dイメージング: 歯科用CTは、患者様の口腔領域を非常に詳細に撮影し、3次元の画像を生成します。これにより、歯や顎の骨の形状、位置、密度などを正確に評価することができます。
2. 高解像度: 歯科用CTは高い解像度を提供し、非常に細かい構造や異常を検出することができます。これにより、歯の根の形態や歯周組織の状態を詳細に分析することができます。
3. 骨組織の可視化: 歯科用CTは、骨組織を非常に明瞭に可視化することができます。これにより、歯周病の進行度や顎の骨の密度、骨の量や質の評価などを行うことができます。
4. 血管イメージング: 歯科用CTは、血管を撮影し、血管の位置や関係を評価することができます。これにより、インプラント手術の計画や顎の手術時の出血リスクの評価などに役立ちます。
患者様のメリット
1. 正確な診断: 歯科用CTは高い解像度と詳細な情報を提供するため、より正確な診断が可能となります。これにより、問題の早期発見や適切な治療計画の立案が可能となります。
2. 安全性: 歯科用CTは非常に安全であり、通常のX線撮影と比べて放射線量が低いです。また、歯科用CTは非侵襲的な検査であり、痛みや不快感を伴うことはありません。
3. 治療計画の最適化: 歯科用CTによって得られた3Dイメージをもとに、治療方針(計画)を決めるのに役立ちます。
より精密な治療を叶える拡大鏡~マイクロスコープ~
マイクロスコープは、従来のルーペや顕微鏡と比べて、より高い拡大率や明瞭度を提供し、精密な観察や治療を可能にします。
これまでは歯科医師の経験や技量、勘などに頼りがちだった治療、例えば虫歯の根管治療やインプラント治療などでも必ずマイクロスコープを使用し、当院では治療精度の向上に努めています。
マイクロスコープの主な特徴と機能
1. 高倍率の拡大: マイクロスコープは、通常10倍から25倍以上の高倍率の拡大が可能です。これにより、歯の微細な構造や組織を詳細に観察することができます。歯の表面や歯根の微細な欠陥や異常を検出し、精密な治療を行うことができます。
2. 高い明瞭度と解像度: マイクロスコープは、優れた光学系と照明システムを備えており、高い明瞭度と解像度を提供します。これにより、歯の細部や微細な組織の観察が可能となります。例えば、根管治療や歯周治療の際に、細菌や炎症の治療対象を正確に特定できます。
3. 立体視: マイクロスコープは、両眼視を可能にするための二眼式またはビンビン式の光学系を使用しています。この立体視機能により、歯の立体構造や微細な詳細を正確に把握することができます。治療中の微細な作業や手技の調整に役立ちます。
4. 映像や録画機能: 一部のマイクロスコープには、デジタルカメラやビデオカメラが統合されており、治療中の観察や手順を記録することができます。これにより、患者様への説明や治療結果のドキュメンテーションが容易になります。
マイクロスコープの利点
1. 正確な診断: マイクロスコープを使用することで、歯科医師は微細な異常や問題を正確に観察することができます。
これにより、より正確な診断が可能となり、適切な治療計画が立てられます。
2.精密な治療: マイクロスコープの高倍率の拡大と明瞭度により、微細な手順や治療において非常に正確に作業することができます。
例えば、根管治療や歯周治療において、根管の形成や歯周ポケットのクリーニングなど、より精密な治療を行うことができます。
3. 治療結果の可視化と説明: マイクロスコープの映像や録画機能を使用することで、患者様に対して治療の進行や治療結果を視覚的に説明することができます。
患者様は自身の歯の状態を確認しやすくなり、治療の必要性や効果に対する理解を深めていただけます。
むし歯の早期発見の為の「ダイアグノデント」
ダイアグノデント(DIAGNOdent)とは、歯の表面や歯の隙間における初期の虫歯(むし歯)の検出に使用されるデバイス(機器)です。
デバイスは、レーザー光を使用して歯の組織の異常を検出し、虫歯の進行度合いを測定します。
ダイアグノデントの主な特徴と機能
1. レーザー光の利用: ダイアグノデントは、赤外線レーザー光を歯の表面に照射します。このレーザー光は歯の組織に吸収され、異常な部分や虫歯の存在を検出します。虫歯の進行に伴って歯の組織が変化するため、異常な組織にはより多くの光が反射されます。
2. 数値表示: ダイアグノデントは、異常な組織を検出した場合に数値表示を行います。数値は虫歯の進行度合いを示し、高い数値ほど虫歯の進行が進んでいることを示します。歯科医師は数値を参考にしながら、虫歯の治療計画を立てることができます。
3. 早期の虫歯検出: ダイアグノデントは、初期の虫歯を検出するのに非常に有効です。歯の表面や隙間のわずかな異常や虫歯を検出し、早期治療につなげることができます。このように、患者様の歯の健康を維持するための予防的なケアに役立ちます。
4. 非侵襲的な検査: ダイアグノデントは非侵襲的な検査方法です。通常、デバイスは歯の表面に照射されるだけで、痛みや不快感を伴うことはありません。従来の方法に比べて、患者様の快適さを向上させながら、効率的な虫歯検出を行うことができます。
ダイアグノデントの利点
1. 早期治療の促進: ダイアグノデントによる早期の虫歯検出は、虫歯の進行を防ぐために重要です。早期に虫歯を発見し、適切な処置を行うことで、虫歯の進行を止めることができます。これにより、より小さな治療範囲や非侵襲的な治療法が可能となります。
2. 正確な診断: ダイアグノデントは、虫歯の進行度合いを数値で示すため、歯科医師にとってより正確な診断を支援します。数値データに基づいて治療計画を立案することで、患者様にとってより適切な治療が行われるでしょう。
3. 予防的なケアの促進: ダイアグノデントは予防的なケアを促進するための有用なツールです。初期の虫歯を早期に発見することで、虫歯の進行を防止し、患者様の歯の健康を維持することができます。定期的な検診や予防プログラムの一環として、ダイアグノデントは有益な役割を果たします。
4. 患者様の満足度の向上: ダイアグノデントの非侵襲的な検査と早期治療の促進は、患者様の満足度を向上させます。痛みや不快感の少ない検査が行われ、虫歯の進行を防ぐために最善の治療が提供されることで、患者は歯科治療の経験においてより快適に感じることができます。
ダイアグノデントのメリット
1. 虫歯の早期検出: ダイアグノデントは、初期の虫歯や微細な虫歯を検出するための非常に敏感なツールです。通常の目視では見落とされるような小さな虫歯でも検出することができます。これにより、早期治療が可能となり、より小さな治療範囲で済む場合があります。
2. 正確な評価とモニタリング: ダイアグノデントは数値表示を通じて虫歯の進行度合いを評価するため、歯科医師は虫歯の状態を正確に把握し、適切な治療計画を立てることができます。また、定期的なモニタリングにも役立ちます。数値の変化を追跡することで、虫歯の進行を早期に察知し、治療方針を調整することができます。
3. 非侵襲的な検査: ダイアグノデントは非侵襲的な検査方法であり、痛みや不快感を伴いません。従来の方法に比べて患者様の負担が少なく、快適な検査が行えます。
4. 予防的なケアのサポート: ダイアグノデントは予防的なケアの一環として活用されます。早期の虫歯検出により、虫歯の進行を防ぐことができます。定期的な検診と併用することで、予防的なケアの計画立案や効果のモニタリングに役立ちます。
ダイアグノデントは虫歯の早期検出と正確な評価を確認し、予防的なケアのサポートに役立てています。
当院は患者様の歯の健康状態を維持し、必要な治療を最小限に抑えることに貢献してまいります。
病原菌・口腔内細菌を目で把握する「位相差顕微鏡」
お口の病気である虫歯や歯周病は、口腔内細菌による感染症です。歯に付着したプラーク(歯垢)内に生息しているこれらの病原菌は、肉眼では見ることができませんが、プラークを採取して顕微鏡で確認することができます。この細菌の種類や数を把握することで、効果的な治療や予防処置を行うことが可能になります。
歯科において位相差顕微鏡は、次のような用途で使用します。
1. 歯の組織観察: 位相差顕微鏡は、歯の組織や歯の表面の微細な構造を詳細に観察します。
歯の象牙質やエナメル質の構造や変化、歯の表面の欠陥や微小な割れなどをチェックします。
2. 歯の病変の評価: 位相差顕微鏡は、歯の病変や病理学的な変化の評価にも使用します。
例えば、歯の根の表面や歯周組織の状態を観察することで、歯周病の進行度や歯根の損傷を確認することができます。
3. 歯科治療計画の支援: 位相差顕微鏡は、歯科治療計画の立案や処置の選択に役立ちます。
歯の表面や構造の微細な評価を通じて、虫歯の進行状態や歯の欠陥を正確に把握することができます。これにより、より適切な治療方法や処置の選択が可能となります。`
当院の位相差顕微鏡は映像をモニターに映し出すことができ、患者様に口腔内細菌の状況や種類などをご説明する際にも役立てています。また、リアルタイムPCR法というDNA診断も活用し、歯周病を遺伝子レベルで検査。科学的検査を利用してお口の中の状態の見える化に取り組んでいます。
5分できる唾液検査「SMT」
SMT(Salivary Multi Test)多項目・短時間唾液検査システムなら、専用の溶液で10秒うがいをして検査器機に唾液を垂らすだけで、虫歯と歯周病のリスク、口腔内の清潔度に関するデータをわずか5分で測定できます。
詳しく説明します。
唾液検査は、患者様の唾液中に含まれるさまざまな成分やバイオマーカーを分析し、口腔内の健康状態や全身の健康状態をチェックするために使います。
1. カリエスリスクの評価: 唾液中のpHや短鎖脂肪酸の濃度などを測定することで、虫歯リスクの評価ができます。
唾液の酸性度や口腔内の微生物バランスの変化などが虫歯の発生や進行と関連しているため、唾液検査は予防的な歯科治療や個別の予防指導に活用させていただきます。
2. 歯周病の評価: 唾液中の炎症マーカーや細菌の種類や数を調べることで、歯周病のリスクや進行度を確認できます。
唾液検査によって得られた情報は、歯周病の早期発見や適切な治療計画を立てるのに役立ちます。
3. インプラントの評価: インプラント周囲の唾液中の炎症マーカーや細菌の状態を調べることで、インプラントの健康状態やインプラント周囲炎症(ペリオインプラント病)の確認が可能です。
削らない虫歯治療を実現「Nd:YAGレーザー」
歯科用レーザーは、お子様の乳歯から大人の永久歯まで、幅広く活躍いたします。
歯科用レーザーは、高エネルギー光を放出する機器で、さまざまな歯科治療のプロセスに利用されています。
具体的な用途
1. 虫歯治療: レーザーは、虫歯の除去や歯の溝やクレーターの清掃に使用されます。このプロセスは、従来のドリルよりも騒音や振動が少なく、麻酔が不要な場合もあります。
2. 歯肉治療: 歯茎に関連する治療において、レーザーはさまざまな用途で使用されます。歯周病の治療や歯茎の形成を行う際に、レーザーを使用することで、炎症を抑えたり、血流を改善したりすることができます。
3. 根管治療: 歯の神経が感染してしまった場合、根管治療が必要です。レーザーは、根管内の細菌や感染組織を除去し、殺菌するのに役立ちます。
4. ホワイトニング: レーザーを使用した歯のホワイトニングは、従来のホワイトニングよりも速く、効果的な方法とされています。
歯科用レーザー利点
1. 無痛治療: レーザーは、治療中の麻酔の必要性を減らすことができます。麻酔針を使用せずに治療が行われるため、患者様の快適さが向上します。
2. 凝固効果: レーザーは、出血を止めるための凝固効果があります。これにより、治療中の出血や傷の治癒が促進されます。
3. 歯の保存: レーザーを使用することで、できるだけ多くの健康な歯組織を保存することができます。精密な処置が可能なため、周囲の組織への損傷が最小限に抑えられます。
まとめ
今回、最先端の機器についてご紹介させていただきました。ご紹介できなかった機器もたくさんあります。
高度な治療を可能にする設備は日々進化していっています。さらに安全で確実な治療を実現するために最先端の設備も欠かせません。
当院では充実した歯科医療設備を導入し、正確な診断と精密な治療を目指しています。