当院のコロナウイルス対策の取り組みとお願い
新型のコロナウイルス拡大にともない、皆様に安心して通院いただけるよう当院では以下の取り組みを行っております。
- 塩素よりも強力な殺菌能力があるオゾン水を使用し、飛沫感染とエアロゾル対策の実施
- 空気中の浮遊菌(インフルエンザ、コロナウイルス)対策にオゾン空気清浄機で空間除菌
- 定期的に共有スペース(待合室、お手洗い、各診療台および院内)の消毒の実施
- 当院関係者はマスク、キャップ、フェイスシールド、グローブ着用のスタンダードプリコーション
- 当院の従業員に発熱、咳、倦怠感をともなう場合は自宅待機及び専門の医療機関への受診を指示
- 院内感染対策に準拠した滅菌システムを採用
さらに器具機材は患者さんごとに滅菌処理を行い、
特にハンドピース、基本セットなどは全て滅菌パックにて管理しております。
オゾン水の除菌メカニズム
オゾン水は次亜塩素酸水(次亜)と同じくらいの殺菌力がありながら、オゾンが酸素ガスに変わるため、塩素系薬剤のようにすすぎ洗いが不要で発がん性物質のトリハロメタンも生成しません。
そのため、安全です。
オゾン水の効果
- 殺菌・脱臭後には酸素・水に戻る(残留性がない)
- ウイルス・細菌に極めて高い効果がある
- 強力な脱臭作用がある
- 殺菌相乗効果(他の殺菌剤との併用可能)
- 漂白作用(タオル・備品類)
オゾン水の除菌
コロナウイルス・インフルエンザウイルス・ノロウイルスをはじめとするウイルス・細菌の除菌に対し極めて高い有効性があり、感染症対策のための手洗い・うがい、食材、医療器具、医院の床、容器等あらゆるものの最終除菌として利用されています。除菌後は水と空気に戻る為とても安全です。
オゾン水の殺菌効果と院内感染予防への応用
多剤耐性菌による院内感染が医療現場で重要な問題になっている。院内感染防止対策としては,手指洗浄による交差感染経路の遮断が基本的かつ最も有効とされている。しかし,すべての菌に有効な殺菌剤はなく,院内感染を根絶できないのが現状である。オゾンを水に溶解したオゾン水は,強力な殺菌作用を有し,一般細菌はもちろんmethicillin-resistant Staphylococcus aureus (MRSA), vancomycin-resistant enterococci (VRE)などの多剤耐性菌に対しても,他の殺菌剤より極低濃度,5秒程度の極短時間で完全な殺菌作用を示す。一方,オゾン水中のオゾンは自然分解するため貯蔵できず,用時調製用のオゾン水供給装置が必要であり,作用機序,殺菌効果の特徴からくる独特の注意点もある。これらの問題点を考慮しても,オゾン水は手指洗浄用として最適であり,排水に悪影響しないなど,環境にも配慮した有効な院内感染対策方法を提供するものと考える。
(転用 :日本集中治療医学会雑誌 第7巻 第1号)
当医院の消毒・滅菌の機材の説明
超音波洗浄機ダイレクション・ソニック
高圧蒸気滅菌器ステリウィット ブイ
『毎回給水方式』を採用しているので、いつも清浄な水で滅菌作業を行います。
歯を削る際に、使用するハンドピースを滅菌するiClave mini
ハンドピースメーカーが開発した ハンドピースのための滅菌器
ハンドピースメーカーとして、様々な施術で安心してハンドピースをお使いいただけるよう、滅菌器にもこだわりを尽くしたさまざまな技術を投入。
ハンドピースのための滅菌器 を完成させました。より安全な歯科治療のための機能をコンパクトに凝縮しています。
ゴムやプラスチック製の治療器具を殺菌できるガス滅菌器ホルホープデンタル
常温・常圧で器具や器材を傷めることなく、スピーディーな殺菌処理を実現したホルマリンガス殺菌器です。約25~30℃の常温・常圧で殺菌を行います。
オゾン空気清浄機バクテクターO3
いずれも常日頃より行っていることではございますが、
より一層細心の注意を払い、皆様の安全確保に注力しております。
患者様へご協力のお願い
患者様におかれましても、発熱・咳・倦怠感がある場合または、接触者より感染者が確認された場合はご無理なさらずキャンセルのご連絡をいただきますようお願いいたします。
また、お子様連れの方にはご不便ご迷惑おかけ致しますが、可能な限り診療される方お1人でのご来院ご協力お願い致します。ご高齢者様のお付き添いの方に関しましても、複数人でなくお1人まででお願い致します。
いずれも患者様の健康、命をお守りするためにスタッフ一同尽力して参ります。
皆様にはご迷惑おかけし申し訳ございませんが、何卒ご理解とご協力のほどお願い申し上げます。
歯科オーラルクリニック エクラ 院長 小出 貴照