インプラント

全身健康維持のためのインプラント


健康な歯を守るためのインプラント


前回の記事で、「国民皆歯科健診制度」のご紹介をしました。
国民に毎年の歯科健診を義務付ける制度の案で、歯周病などの疾患を悪化前に見つけ、生涯医療費を抑えるための方針が打ち立てられています。

「8020運動」という80歳までに20本の健康な歯を残すような厚生労働省の取り組みもあるように、口の中の健康に対する意識が高まってきている様子が伺えます。
そんな中、日進市の「歯科オーラルクリニック エクラ」で力を入れている施策が一つあります。それが「インプラント」です。

何らかの理由で失ってしまった歯を補うために、両隣りの歯を削ってブリッジにしたり、入れ歯にしたり、色々方法があって迷った経験がある方は多いのではないでしょうか。
歯を失ってしまった方がお口周りの健康を保つための方法として「インプラント」の技術があります。

失った歯を補うという点では、ブリッジも入れ歯もインプラントも違いはありませんが、インプラント治療は他の歯に負担をかけないという点で、ブリッジや入れ歯と大きく異なります。
今回はそんなインプラントの技術についてお話していこうと思います。

インプラントとは…

インプラント治療は、顎の骨に穴を開けてインプラント(人工歯根)を入れ、冠を被せて元の歯の状態のようにする治療法です。
ブリッジや入れ歯は顎の骨で固定するのではなく、残っている歯で支えるため、支えとなっている歯に大きな負担がかかります。

一方インプラントは、顎の骨に支えられた歯が増えるため、残っている歯に負担がかからずに済みます。機能性や審美性も期待でき、硬いものでも自分の歯と変わりなく食べることができます。

抜けた歯以外の「ほかの歯を守る」という点で、インプラントは非常に優れているのです。

インプラント治療は、顎の骨に穴を開けてインプラント(人工歯根)を入れ、
冠を被せて元の歯の状態のようにする治療法です。

インプラントによって顎の骨に支えられた歯が増えるため、残っている歯に負担がかからずに済みます。
一方で、ブリッジや入れ歯は顎の骨で固定するのではなく、残っている歯で支えるため、支えとなっている歯に大きな負担がかかります。

インプラントの種類とメーカー

インプラントメーカーは国内で流通している物で50から100社あると言われており、海外から個人輸入できるものも含めると200社を超えます。どのようなインプラント製品を使用して治療を行うかは歯科医院ごとに異なります。

トップシェアを占めている下記のインプラント製品を使用しております。また、すべての治療で「日本製純正品」を使用しています。それぞれご予算や治療部位にあわせて、お選び頂けます。

国内取り扱いメーカー名(製造および販売)
・京セラメディカル株式会社
・バイオメット3iジャパン株式会社
・株式会社ジーシー
・ストローマン・ジャパン株式会社
・ノーベル・バイオケア・ジャパン株式会社
・バイコンジャパン株式会社
・株式会社プラトンジャパン
・株式会社ブレーンベース

海外メーカーインプラント(製造)国内販売代理店)
・京セラメディカル株式会社 (販売代理店:株式会社 白鵬・株式会社 インプラテックス)
・BIOHORIZONS社インプラント (販売代理店:株式会社 カイマンデンタル)
・アストラテックインプラントシステム (販売代理店:デンツプライIH 株式会社)
・カムログインプラントシステム (販売代理店:株式会社アルタデント)
・SPIシステム(販売代理店:株式会社 モリタ)
・キーストーンデンタル社(RBM インプラント)(販売代理店:白水貿易株式会社)

国内で認可がおりているインプラントメーカー

ノーベルバイオケア プラトン
ノーベルバイオケア プラトン
世界で初めて製品としてインプラントを展開したメーカー。スェーデンの企業だが、スイスに拠点がある。新しい製品も豊富だが、サポート体制が充実しているため、古いもののパーツ取り寄せが比較的楽に行える。 日本人のために日本人の臨床医が生み出したジェネリック(後発)のインプラントシステム。日本のモノづくり技術が詰め込まれた製品品質で、国内生産のため、製品を適正価格で安定して手に入れられる。

【豆知識】
国内で受けるインプラント治療では、主に厚生労働省で認可されたものが使用されています。

 インプラントメーカーを知っておいたほうがいいのはなぜ?

インプラント治療後に、何らかの理由で取り付けたアバットメントや上部構造を付け外すこともあります。
また、引越しや閉院などで治療を受けた歯科医院へ通えなくなることや、外出先でアクシデントが起こることなども考えられます。

そういった場合に備えて、自分のお口の中に入れる「インプラントのメーカ名・種類」などを聞き、それがどの程度普及しているのか確認されておくことをお勧めします。

安心して治療を受けるためにも、インプラントのカウンセリングの際には、使用するインプラントメーカー名や特徴を尋ねてみてはいかがでしょうか。


インプラントのメリットとデメリット

メリット

step
1
健康な歯を削らずに治療ができる

歯を失った部分をブリッジ治療で行うと周りの歯を削る必要があります。
歯は一度削ってしまうとやり直し続けなければいけません。インプラント治療を行うことによって残っている歯を削らず、綺麗な状態で維持することができます。

step
2
天然の歯と同じような感覚でものが噛める

人が食べ物を噛むとき、想像以上に大きな力が加わります。
インプラントをあごの骨に埋入すると、天然歯に近い感覚の「噛みごこち」が期待できるようになり、硬い食べ物も強く噛むことが可能となります。
また、上部構造のクラウン(歯冠)の色・形も、天然の歯と遜色なく仕上げることができます。

デメリット

step
1
外科的な手術が必要


インプラントは、ブリッジ・入れ歯といった従来の補綴治療と違い、次のような外科的手術が必要になります。手術が必要になるため麻酔などで体の負担は大きくなりますが、リラックスした状態で治療を受けられる笑気麻酔もご用意しています。

step
2
一定条件以外、健康保険が適用されない

通常のインプラント治療は、国が定めた条件を満たさなくては保険適用にはなりません。
どんな症例にも保険適用されるのではなく

■口腔癌などで顎の骨を切ってしまった腫瘍や顎骨骨髄炎などの病気
■事故の外傷で顎骨の欠損
■先天性疾患と診断され顎骨が1/3以上欠損している

といった顎骨の形成不全のような限られたケースのみが適用となります。

step
3
メンテナンスしないと歯周病になる


インプラントは、メンテナンスを怠ってしまうと歯周病で歯茎が弱まり抜けてきてしまうことがあります。インプラントも歯と同じように歯石が付きます。
インプラントは歯よりも防御する力が弱いため、インプラントの周りに細菌が残っていると、歯茎が腫れたり、膿が出たり、揺れてきたりすることがあります。

インプラントを長持ちさせるために

毎日歯磨きをしていても、磨き残しで歯石や汚れが残ってしまう部分は定期的に歯科医院でクリーニングを行い、インプラントを歯周病から守る必要があります。
インプラントを行う上で重要なことは、
毎日の歯のお手入れ(セルフケア)と、歯医者さんによる専門的なお手入れの(プロフェッショナルケア)の両方が必然となります。
これで自分の口周りの状態もわかるようになり、全ての歯とお口の中の健康も維持できます。

お口の健康は全身の健康につながる!

インプラントは「健康な歯を健康なまま保つというプラスの効果」をもたらす治療といえます。

インプラントできるかできないかにはいろいろな条件もあり、 敷居が高そうなイメージを完全には払拭できないかもしれません。

日進市の「歯科オーラルクリニック エクラ」では、専門的な知識と皆様に寄り添ったカウンセリングで、インプラントをご希望される全ての方へのご要望にお応えできるようにしています。

年間100例以上の症例数を診察し、治療してきた経験が、インプラントの安全性を保証し、皆様のお口の健康の持続をお手伝いする一助になると思います。
万が一、対応できないような難症例の場合は、当院の提携医院も多数ご紹介できます。

また留意すべき持病がある場合、病診連携している藤田衛生大学院や愛知医科大学病院との連携もできます。
どのような方にもハード・ソフト面を充実させ、質の高い治療をご提供したいとい考えております。

インプラントに関わらず、歯の健康に関することで気になることが少しでもありましたら遠慮なくご相談ください。

インプラントを通して、お口の中の健康の維持を目指しましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました。

医療法人 エクラ会 歯科オーラルクリニック エクラ
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Mia(ミア)

Mia

歯科助手をしながら、歯科衛生士を目指しているMia(ミア)です。 人の役に立てるような仕事に就きたい、手に職を付けたいという思いから歯科衛生士を目指しています。患者さんからたくさん「ありがとう」と言ってもらえるように頑張っています。

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