女性が妊娠すると酸っぱい系が食べたくなりますよね、
そんな感じで酸性の食べ物を口にする機会が多くなれば、
口腔内は、もちろん酸性よりになります。
そんな環境が大好きなのが『虫歯菌』です。
お母さんが虫歯である事が多いのは、
酸っぱいモノを口にする機会が多いからと言えます。
また、妊娠中は体質が変わっているので、風邪や虫歯治療にも注意が必要です
虫歯治療のタイミングは妊娠中期・5~7ヶ月頃が良いとされます。
安定期ですね、
その他麻酔やレントゲン写真が必要な場合や投与される薬の種類などにも注意が必要です。
詳しくはかかりつけの医師にご相談ください。
妊婦さんが虫歯になったら、どうしたら良いの?
歯が痛くなった時の状態に応じて、治療方針が変わるので医師と相談の上、
治療を進めて行きます。
虫歯治療のタイミングは?
妊娠初期1〜4ヶ月 16週前後まで、応急処置程度にとどめ、ストレスを出来るだけ与えない様にする。
妊娠中期5〜7ヶ月 28週前後まで、虫歯治療をしてもほとんどの方が問題なく済む時期。
妊娠後期8〜10ヶ月 40週前後、母体への負担が大きくなるので状態を聞きながら治療にあたる。
麻酔は大丈夫?
心配ですね普通の病気などによる治療に麻酔が使われる場合、
妊婦さんにとっても胎児にとっても注意が必要です。
ただし、虫歯治療に関しては、基本的に産婦人科や小児科の先生方は大丈夫と言う見解ですが、
必ず問診を行い状態を確認して参ります。
麻酔薬が体内に取り込まれることが気になさる場合は、ご家族を交えての判断を取る事をお勧めします。
妊娠中に虫歯になりやすい原因とは?
1,つわりによる磨き残しなどです、奥歯をしっかり磨くことが困難な場合があります。ハミガキ粉の味やにおいが嫌で仕方なかったり、歯ブラシを口に入れると吐きそうになったりなど。
2,妊娠中はおなかも減りやすくなり、食事や間食が増えます。その結果口腔内は酸性の状態が長く続き虫歯ができやすくなるのです。
3,ホルモンバランスの乱れにより、口腔内の唾液の性質が変わりますので、ネバネバした口腔内では虫歯菌たちが活動しやすい状態になると言えます。
4,妊娠中は体調の変化もめまぐるしく、強い眠気や倦怠感に襲われる人も多くいます。うっかり歯磨きもせずに寝てしまった…!なんてことも少なくありません。
早産・低体重児出産の原因に歯周病が?
妊娠中の歯周病
治療は可能です。大事になるのは早期発見、早期治療です。歯周病がひどい妊婦さんには、早産や低体重児出産のリスクが通常よりも高くなる事が報告されています。
妊娠中の女性ホルモン増加の影響で、通常よりも歯ぐきに炎症が起こりやすく、その結果、妊娠性歯周炎を引き起こすリスクが高まります。
妊娠中に歯石を除去し、クリーニングすることによって早産や低体重児出産のリスクが下がると言われています。
★ぜひ妊娠中には歯石除去をお勧めします
親の責任、こどもの虫歯。こどもを虫歯しないために2歳〜3歳までにして欲しいこと。
親知らずの痛みについて 妊娠中
親知らず
妊娠期間中の治療はほぼ出来ないと思っておいてください。
親知らずの治療に欠かせないのが、麻酔・痛み止め・抗生剤ですね、妊婦さん以外の方であればアレルギー反応の有無などの確認などで済みますが、胎児に対しての影響なども加味するとお薬の服用が出来ない場合があります。
親知らずが心配な方は、そもそも妊娠する以前に治療をしてしまうとか、
結婚前の段階で計画的に親知らずの抜歯を検討すると言う考え方もあります。
既に横向きにはえて来ていたり、埋伏(親知らずが歯ぐきに埋まっている)などの難しいケースの場合は、
大学病院等をご紹介させていただく場合があります。
よくあるご質問まとめ
- Q・妊娠中の麻酔は胎児にも影響あるのでしょうか?
- A・妊娠中の方でも安全です
- 解説:歯医者での治療に使われる麻酔薬は、出産方法でもある無痛分娩に使われる麻酔薬と同じものを使用します。外科処置が必要な場合に限られますし局所麻酔で対応します。
- 特に心配な胎児への影響ですが、この麻酔薬は胎盤を通らないので胎児に対しても影響は無いとされています。
- 事前にしっかりと医師と相談して不安を解消してください。
- Q・妊娠中にレントゲン撮影をお願いしても良いですか?歯の治療で。
- A・妊婦さんに対してのレントゲン撮影はしません。
- 必要な部位は顔だけですのでお腹に照射することは無いです、また防護エプロンも付けることで放射線の影響は防げていると言えますが、当院では大事を取り妊婦さんのレントゲン撮影は行いません。
- 事前にしっかりと医師と相談して不安を解消してください。
- Q・結婚式前に歯を白くしたい、スグに出来ますか?
A・期間にもよりますが、1ヶ月前からの検診をお勧めします。
計画的に進めないといけませんし、今の状態を正しく把握してプランをご提案しますので、最低でも1か月前にはご相談ください。
安く、痛まず、歯を守る!最新のホワイトニングをご紹介します。
歯科オーラルクリニック・エクラのマタニティ歯科
愛知県日進市の歯医者「歯科オーラルクリニック エクラ」では、妊婦さんの健康を守るマタニティ歯科に対応します。妊娠中は身体の変化に伴い、それまでのような生活習慣が送れなくなることがあります。まず、唾液の分泌量が減ってお口の自浄作用が低下します。つわりで食事が不規則になったり、デンタルケアが十分に行えなかったりして口腔環境も悪化しがちです。
このようなことが積み重なって、虫歯や歯周病を悪化させてしまう方が少なくありません。妊娠中は特に注意して、お口の環境を良好に保てるようにしましょう。当院では、妊娠中のアドバイスも行っていますので、気になっていること困っていることがあれば、なんでもお気軽にご相談ください。
小児歯科・マタニティ歯科からのご案内
子供の歯磨きはいつから?
当たり前ですが、歯が生えていないといけませんので赤ちゃんの歯の生え始める年齢は、
生後6ヶ月~8ヶ月位が一般的です。
赤ちゃんの歯が生える前兆として、
歯茎がムズムズする様で「よだれが増える」「手や服を噛む」「夜泣き」などと、
自分の変化をお母さんに伝えようとしてくれます。
完全に見えるようになってからで大丈夫ですが、
優しく磨けるように準備をしてください。
歯が生える順番は?
下の真ん中から2本次に上の歯2本と図を時計回りの順番です。
歯が生え始めたら、食事も離乳食へと移行する時期になりますので、
食べ物が歯に付着しやすくなります。
毎回のケアを心掛けて下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
当院では、歯の衛生管理についてのアドバイスや治療の相談を随時受けておりますので、
お気軽にお問い合わせください。
過去のブログもどうぞ参考にしてください。
「マスク美人」で終わらせない。歯医者が美人へのお手伝いをします。