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訪問歯科の場合でも徹底した新型コロナウイルス(COVID-19)感染対策を行っています

未だに世界中で猛威をふるっている新型コロナウイルスですが、日本国内では全国的に発令されていた緊急事態宣言が解除され、徐々に元の生活を取り戻すための日々がスタートしています。しかし、今回のコロナウイルス問題は、緊急事態宣言が解除されたからと言って、それで問題が終息したという簡単な話ではなく、今後は流行インフルエンザ同様に人類はコロナウイルスとの共存を目指さなければならないとの様相が強くなっています。

このような状況の中、「歯医者に行きたいけれどコロナウイルスの感染リスクを考えると、しばらく控えた方が良いのかな?」といった声を良く耳にするようになっています。これは、3月下旬から4月上旬ごろに、テレビのニュース番組などで「歯科医院は新型コロナウィルスの感染リスクが非常に高いと言われている」などといった報道がなされたことが原因と考えられ、この報道を見た多くの方は「今は歯医者にはいかない方が良い…」と考えてしまっているのだと思います。

最初に言っておきますが、コロナウイルスの蔓延など関係なく、普段からさまざまな感染症対策を行っている歯科医院は決してコロナウイルスの感染リスクは高くないのです。実際に、国内でも爆発的な感染を見せた今回のコロナ問題の中でも、歯科医院でのクラスターは一件も発生していないのです。
この記事では、さまざまな情報が錯綜する中で、自主的に歯医者での診療を控えている方のため、歯科医院で行われている感染症予防対策の考え方についてご紹介します。

歯科医院では徹底した感染症対策が行われている

それではまず、歯科医院が普段から行っている感染症予防について簡単にご紹介しておきましょう。歯科医院がコロナウイルス感染リスクが非常に高いとされたのは、治療のために患者様に直接触れる職業となるというのが大きな理由となっています。

しかしよく考えていただきたいのは、そもそも感染リスクがある細菌やウイルスというものは、今回のコロナウイルスだけではないのです。現在は、世界中が新型コロナウイルスと戦っている状況ですので、コロナ問題ばかりに目が行くのも理解できるのですが、私たちの身の回りには感染症を引き起こしてしまうような細菌やウイルスというものは、他にもたくさん存在しているのです。
したがって、治療のために直接患者様に触れることとなる歯科医院では、コロナウイルスの蔓延など関係なく、普段から徹底した感染症予防対策を行っているのです。今回のコロナウイルスの問題が発端となり、皆さんも耳にすることになったかもしれませんが、歯科医院では『スタンダード・プリコーション』の概念のもと、徹底した感染予防が行われています。

スタンダード・プリコーションとは
1985 年に米国 CDC(国立疾病予防センター)が病院感染対策のガイドラインとして、ユニバーサル・プリコーション(Universalprecautions、一般予防措置策)を提唱しました。これは、患者の血液、体液、分泌物、嘔吐物、排泄物、創傷皮膚、粘膜血液は感染する危険性があるため、その接触をコントロールすることを目的としたものでした。その後、1996 年に、これを拡大し整理した予防策が、スタンダード・プリコーション(標準予防措置策)です。「すべての患者の血液、体液、分泌物、嘔吐物、排泄物、創傷皮膚、粘膜などは、感染する危険性があるものとして取り扱わなければならない」という考え方を基本としています。
引用:厚生労働省「高齢者介護施設における感染管理マニュアル

歯科オーラルクリニック・エクラの感染予防対策

歯科オーラルクリニック・エクラでは『スタンダード・プリコーション』の概念のもと徹底した感染症予防対策を行っております。

今回の新型コロナウイルス拡大に伴って、自主的に歯科医院での診療を控えている方が増えていると言われています。しかし、歯科の病気というものは『予防・早期発見・早期治療』というものが非常に重要であり、患者様ご自身が「歯科治療は不要不急」と判断するのはオススメできないのです。もちろん、中には「不急の治療」というものも存在しますが、ご自身で勝手に判断するのではなく、歯科医院との相談のうえで治療計画を立てていただく必要があるのです。
当院では、皆様に安心して通院いただけるよう以下の取り組みを行っております。

  • 塩素よりも強力な殺菌能力があるオゾン水を使用し、飛沫感染とエアロゾル対策の実施しています
  • 空気中の浮遊菌(インフルエンザ、コロナウイルス)対策にオゾン空気清浄機で空間除菌を実施しています
  • 定期的に共有スペース(待合室、お手洗い、各診療台および院内)の消毒を実施しています
  • 当院関係者はマスク、キャップ、フェイスシールド、グローブ着用のスタンダードプリコーションを徹底しています
  • 当院の従業員に発熱、咳、倦怠感をともなう場合は自宅待機及び専門の医療機関への受診を指示しています
  • 器具機材は患者様ごとに滅菌処理を行っています
  • 特にハンドピース、基本セットなどは全て滅菌パックにて管理しております

もちろん、上記のような感染症予防については、コロナウイルスの蔓延など関係なく常日頃から徹底して行っていることではあります。
しかしこのような状況下ですので、皆様が安心して受診していただけるよう、より一層細心の注意を払い、感染予防対策に注力していきます。

訪問歯科は心配?

歯科医院での感染症予防に関しては、当院を参考にしたように、徹底した対策がどの医院でもなされているため、「歯科医院は感染リスクが高い」という報道は間違っていると言えるのです。しかし、患者様のご自宅などで診療を行う『訪問歯科』に関しては、歯科医院ほどの感染予防ができないわけですので、不安になってしまう…という方も多いのではないでしょうか?

しかし、訪問歯科であっても、スタンダードプリコーションを実施できますのでご安心ください。「訪問歯科診療」とは、ご高齢、お体が不自由などの理由で通院を諦めていた方に、歯科治療や口腔ケアを受診していただくための医療サービスです。当院では、経験豊富な歯科医師や歯科衛生士が、ご自宅や入院中の病院、介護施設へお伺いさせていただきますので、「外出できないから…」と歯科治療を諦めないでください。

特に今回のコロナウイルス肺炎については、適切な口腔ケアを行うことで重症化リスクを抑えることができると言われています。高齢者の死亡原因として多い誤嚥性肺炎などは、訪問歯科治療による適切な口腔ケアによって予防することができ、さらにそれがコロナウイルス肺炎の重症化リスクまで低下させることにつながるのです。

当院では、携帯用のオゾン水を使用する、持ち運びしやすい形として患者様ごとに滅菌した治療器具を使用するなど、訪問歯科治療でもスタンダードプリコーションを実施していますので安心です。

関連記事:口腔ケアが大切。舌を綺麗にすることが感染予防になる。

まとめ

今回は、歯科医院で行われている徹底した感染症予防対策についてご紹介してきました。新型コロナウイルスの感染拡大初期には、患者様に直接触れる職業となる歯科医院が、非常に感染リスクが高い場所だと報道されたこともあり、現在になっても歯科医院の受診を控えている…という方が多いと耳にします。しかし、この記事でご紹介したように、歯科医院ではコロナウイルスの蔓延など関係なく、普段からさまざまな感染症への対策を徹底している場所ですので、報道であったような感染リスクの高さはないのです。その証拠に、全国で感染爆発が起こった際にも、歯科医院がクラスターになったという事例は一件もありません。

歯科オーラルクリニック・エクラでは、スタンダードプリコーションという概念のもと徹底した感染症予防を行っていますので安心してください。また当院では、訪問歯科など、患者様のご自宅で治療を行う際などにも、徹底した感染予防対策を行っています。歯科治療は、予防・早期発見・早期治療が大原則となりますので、決してご自身で「不要不急」と判断するのはやめてください。

医療法人 エクラ会 歯科オーラルクリニック エクラ
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Mia

歯科助手をしながら、歯科衛生士を目指しているMia(ミア)です。 人の役に立てるような仕事に就きたい、手に職を付けたいという思いから歯科衛生士を目指しています。患者さんからたくさん「ありがとう」と言ってもらえるように頑張っています。

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